ブロックコード 【区分コード】

概要

ブロックコード(区分コード)とは、データ化する対象にコード(番号)を割り振る手法の一つで、データを共通点に基づいてグループ分けし、それぞれに番号の範囲を割り当てる方式。グループ内では通し番号などを与える。

データに整数の識別番号を与える際、データをいくつかのグループに分類し、グループごとに1000番台、2000番台といったように番号の範囲を定める。データには各グループに割り当てられた範囲から番号を割り当てる。

上位の桁を見ただけでデータが属するグループを識別でき、数値の範囲を指定することで特定のグループを絞り込むといった処理が容易に記述できる。コード設計の時点でグループごとに収録できる件数の上限が決まるため、件数があらかじめ決まっているか予想できる場合に用いる。

グループ内での番号の割り当て方に決まりはないが、出現順に通し番号(シーケンスコード)を与え、グループの識別以外には特に意味は持たせないことが多い。一方、コードを構成する各桁や桁の範囲ごとに特定の意味を持たせる方式は「桁別コード」という。

(2022.3.9更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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