読み方 : ビーアイツール
BIツール 【Business Intelligence tools】 BIシステム
概要
BIツール(Business Intelligence tools)とは、企業の業務システムの一種で、データベースなどに蓄積された膨大なデータを抽出・加工・分析し、意思決定に活用できるような形式にまとめるもの。そのような活動をBI(ビジネスインテリジェンス)という。解説 オフィスソフトのようにコンピュータの専門家ではない一般の利用者が使用することを想定したシステムで、データベースシステムと連携して必要なデータを検索・収集し、多次元分析や統計解析など多様な視点や手法で処理し、結果をレポートやグラフなどにまとめ分かりやすく可視化することができる。
特定のニーズに基づいてデータを抽出・加工するようなシステムは、従来であれば情報システム部門や外部の開発会社に委託して新たに開発してもらう必要があったが、BIツールにより意思決定者や現場のスタッフが自らソフトウェアを操作してデータを抽出・分析し、自らの業務や意思決定にとって有用な情報に加工することができるようになる。
表計算ソフトなどでも分析や可視化を行うことはできるが、一般的にBIツールといった場合には、データマイニングやOLAP(Online Analytical Processing)、ダッシュボードなどによる統合的なレポーティング機能、シミュレーションやプランニングなどの機能が組み込みで備えられているものを指すことが多い。
(2019.9.3更新)
「BIツール」の関連用語
他の用語辞典による「BIツール」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「BIツール」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【令2秋 問7】 蓄積されている会計、販売、購買、顧客などの様々なデータを、迅速かつ効果的に検索、分析する機能をもち、経営者などの意思決定を支援することを目的としたものはどれか。