桁別コード

概要

桁別コードとは、データ化する対象にコード(番号)を割り振る手法の一つで、桁や桁のグループごとに意味や規則を定める方式。

コードの桁数をあらかじめ決めておき、端から順に何番目の桁(一桁でも複数桁でもよい)が何を表し、どのような基準や体系でを割り当てるのかを定義する。各データはその属性から各桁のを決定していく。個体の識別のためにデータ固有の部分は通し番号などにすることが多い。

例えば、学生に割り当てる学籍番号を、上位2桁が入学年、続く2桁が所属、末尾4桁が所属内での個人の識別番号とするような方式である。特定の桁のを見ることで入学年や所属を簡単に知ることができる。

コードだけで様々な情報を表現することができ、データの識別や分類、属性の伝達を一つの番号だけでえる利点がある。単純な通し番号などに比べると桁数が長くなりがちな難点もある。社会でも広く用いられる方式で、書籍のISBNバーコードJANコード、運転免許証番号などは桁別コードとなっている。

(2022.3.9更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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