桁別コード
コードの桁数をあらかじめ決めておき、端から順に何番目の桁(一桁でも複数桁でもよい)が何を表し、どのような基準や体系で値を割り当てるのかを定義する。各データはその属性から各桁の値を決定していく。個体の識別のためにデータ固有の部分は通し番号などにすることが多い。
例えば、学生に割り当てる学籍番号を、上位2桁が入学年、続く2桁が所属、末尾4桁が所属内での個人の識別番号とするような方式である。特定の桁の値を見ることで入学年や所属を簡単に知ることができる。
コードだけで様々な情報を表現することができ、データの識別や分類、属性の伝達を一つの番号だけで行える利点がある。単純な通し番号などに比べると桁数が長くなりがちな難点もある。社会でも広く用いられる方式で、書籍のISBN、バーコードのJANコード、運転免許証番号などは桁別コードとなっている。
(2022.3.9更新)