BusinessObjects

概要

BusinessObjectsとは、独SAP社が開発・販売しているBIツール(Business Intelligence：ビジネスインテリジェンス)の製品ブランド名。以前は同名のフランス企業(BusinessObjects社)が開発・販売していたが、2008年にSAP社により買収された。

大企業向けの製品が中心で、日々の業務で発生する膨大なデータの中から必要なものを検索したり、特定の形式でレポートや一覧画面（ダッシュボード）にまとめたり、多次元分析を行なうことができる。事業部門長や経営層の意思決定を支援したり、一般従業員が事業の進捗を把握するのを支援する。

コンピュータについて専門的な詳しい知識や技能を持たない利用者でも、普段利用しているビジネス用語で検索や分析を行なうことができ、レポートの編集などもマウスなどを利用した直感的な画面操作で行なうことができる。

様々なデータベースシステムやERPなどと接続することができ、企業システム内に散在するデータ発生源から統合的・横断的にデータを集めて利用することができる。オフィスソフトとして人気の高いExcelやPowerPointなどMicrosoft Office製品との高度な連携機能も提供される。

(2019.12.18更新)

この記事の著者： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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