トランザクションテーブル 【transaction table】

概要

トランザクションテーブル(transaction table)とは、業務用のデータベースシステムなどで作成されるテーブルの一つで、取引の記録など日々蓄積されていくデータを記録するためのもの。

企業などが業務で用いるデータベースには、製品や取引先、従業員など業務の構成要素についての基礎的な情報である「マスターデータ」と、受発注など業務に伴って発生した出来事の詳細を記録した「トランザクションデータ」を取り扱うことが多い。

データベース中に作成されるテーブル(表)も、それぞれのデータの種類ごとに分けて記録する。受発注、納品、支払いといったトランザクションデータを記録するのがトランザクションテーブルで、業務の遂行に伴ってデータが累積的に追加されていく。

トランザクションテーブル中に含まれるフィールド)には、数量や金額などトランザクションデータにのみ含まれる情報と、取引先コードや製品コードなど、マスターデータに記録されている情報がある。後者はリレーションシップ機能などを用いてマスターテーブルに対応付けて管理する必要がある。

(2023.8.14更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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