トランザクションテーブル【transaction table】
概要

企業の業務システムが扱うデータは、大きく「マスターデータ」と「トランザクションデータ」の二種類に分けられる。マスターデータとは、製品や取引先、従業員など業務の構成要素に関する基礎的な情報であり、比較的変化が少ない。
一方のトランザクションデータとは、受発注や入出荷など業務の遂行に伴って発生する個々の出来事の記録であり、日々新たなレコードが追加される。データベース上でもこの区分に従ってテーブルを設計し、トランザクションデータの格納先がトランザクションテーブルとなる。
トランザクションテーブルに含まれる列(フィールド)は、数量や金額、日時など当該取引固有の情報と、取引先コード、製品コードなどマスターデータを参照するための識別子に大別される。後者はマスターテーブルの主キーを外部キーとして保持し、リレーションシップによって関連付けるのが一般的な設計である。これにより、取引先の名称や製品の詳細情報といったデータをトランザクションテーブル側に重複して持たずに済む。
データの蓄積量が増えるほど検索・集計の負荷が高まるため、インデックスの設定やパーティショニング(テーブルの分割管理)といった性能対策が講じられることも多い。また、一定期間を過ぎた古いレコードをアーカイブ用のテーブルや別ストレージに移すことで、現行テーブルのサイズを抑える運用も行われる。
(2026.6.6更新)