ロールオーバー 【rollover】
概要
ロールオーバー(rollover)とは、繰り越し、切り替え、寝返り、転覆、転倒などの意味を持つ英単語。IT分野では、マウスポインタを対象に乗せる操作や、データなどの交換や切り替え、機器やシステムの別系統への切り替え操作などを指すことがある。回数などのカウントや経過時間などが定められた上限を迎え、リセットや切り替えなどが行われることをロールオーバーと呼ぶことがある。例えば、ログファイルが定められた上限サイズに達し、新しいファイルを作成して書き込み先を切り替える処理などを指す。
マウスを利用する操作画面で、画面上のマウスポインタを移動させて特定の操作対象の上に重ね合わせると何らかの仕組みが発動することをロールオーバーと呼ぶことがある。「マウスオーバー」「マウスホバー」「マウスオン」などとも呼ばれる。タッチ操作の画面にはポインタがないためこの機能は実現できない。
他にも、暗号化に用いる暗号鍵を新しいものに切り替えること(キーロールオーバー)や、災害などで情報システムの稼働継続が困難になったときに、離れた場所に用意しておいた別系統のシステムに引き継ぎを行うことなどをロールオーバーと呼ぶことがある。
(2024.1.31更新)