マスターデータ管理 【MDM】 Master Data Management / マスターデータマネジメント

概要

マスターデータ管理(MDM)とは、企業内データベースなどで、業務を遂行する際の基礎情報となる「マスターデータ」を適切に管理するための方法論。また、それを手助けするソフトウェア情報システムなどのこと。

マスターデータは対象の種類により「商品マスタ」「給与マスタ」「顧客マスタ」など様々なものがあるが、業務システムの中で複数のデータベースなどに分散していたり、同じものが重複して登録されていたり、それらの間の整合性が失われていたりすることがある。

マスターデータ管理では、組織内に存在するマスターデータを単一のシステムのもとに一元化し、常に最新の状態に維持・管理することを目指す。近年ではマスターデータの管理に特化した専門のソフトウェアパッケージなどが販売されており、これらの製品のことを指してMDMということもある。

(2020.1.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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