トランザクションデータ 【transaction data】 トランザクションファイル / transaction file / トランデータ

概要

トランザクションデータ(transaction data)とは、企業の情報システムなどが扱うデータの種類の一つで、業務に伴って発生した出来事の詳細を記録したデータのこと。 ファイルに記録したものは「トランザクションファイル」という。

transaction” とは「(商)取引」の意味で、顧客との間の商品の受発注や支払い、納品などを記録したものをトランザクションデータということが多い。その場合、いつ、誰に、何を、何個売り、代金はいくらで、いつ納品で、いつ支払いか、などの情報を時系列に記録する。

広義には、顧客への販売だけでなく、原料などの購買、製品の生産、社員への給与の支払い、経費の精算など、業務上発生する様々な出来事の記録を含める場合もある。

一方、顧客や商品、社員などの基本的な属性情報をまとめた台帳的なデータのことは「マスターデータ」(master data/マスタデータとも)という。ちなみに、データベース管理システムなどのトランザクション処理とは直接の関係はない。

(2020.3.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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