若番/老番

概要

若番/老番とは、複数の番号が存在する場合の関係性を表す表現で、相対的に小さい番号を「若番わかばん」、大きい番号を「老番おいばん」という。「じゃくばん」「ろうばん」ではなく「わかばん」「おいばん」と湯桶読みする。

複数の対象に自然数の通し番号を割り振って識別している場合などに用いられる用語で、値が小さい側を若番、大きい側を老番という。相対的な大小を表すもので、絶対値がいくつ以上が老番といった基準や境界があるわけではない。

番号が飛び飛びで連続していない場合、あるいは通し番号や連番ではない状況でも、数値の大小に当てはめて用いることがある。「若」「老」は人間の年齢の高低(より一般には生物の生存期間の長短)を表す漢字だが、若番、老番は単純に番号の大きさのみを表しており、出現順や経過時間といった時系列を反映した概念ではない。

(2023.8.2更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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