デシマルコード 【10進コード】 十進コード

概要

デシマルコード(10進コード)とは、データ化する対象にコード(番号)を割り振る手法の一つで、0から9の数字を使って最大10種類のグループに分ける方法。桁数を増やしていくことでサブグループを増やしていくことができる。

データに整数の識別番号を与える際、データをいくつかのグループに分類し、10進数の1桁を用いて0から9の数字で表す。各グループをサブグループに分けたい場合は2桁目の数字を使って0から9で分類する。これを繰り返していくことでデータを階層的に分類することができる。

よく知られる例は図書館で書籍を分類する「日本十進分類法」(NDC)で、3桁の数字を使って1桁目が大分類、2桁目が中分類、3桁目が小分類となっている。例えば、「日本語の百科事典」なら、1桁目が「0」(総記)、2桁目が「3」(百科事典)、3桁目が「1」(日本語)で「031」となる。

デシマルコードはカテゴリーを表すコードなどを定義するために用いられ、同じカテゴリーに複数の個体が分類される場合は個体の識別コードを別の方法で割り当てることが多い。グループ分けと個体識別を兼ねたコードの割り当て方法には「ブロックコード」(区分コード)がある。

(2024.7.28更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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