一次情報 【1次情報】 first-hand knowledge

概要

一次情報(1次情報)とは、自らの体験や実験、調査などから直接得た情報。自分以外の誰かから得た「二次情報」(2次情報)と対比される。

自分が知っている情報のうち、他人からの伝聞ではなく自らの行動に伴って直接的に得られた情報のことを一次情報という。一方、誰かが得た一次情報を伝聞やメディアを通じて知った情報二次情報という。伝聞情報のうち情報源が不明なもの(噂話など)は三次情報と呼ぶことがある。

例えば、「10円玉をお酢に浸ける実験をしたらきれいになった」は一次情報、「雑誌に『記者が10円玉をお酢に浸ける実験をしたらきれいになった』と書いてあった」は二次情報、「友達から『10円玉をお酢に浸けるときれいになるらしい』という噂を聞いた」は三次情報ということになる。

一次情報が自らの活動で得る情報であるため信頼性が高く、目的に即した内容を得ることができる一方、調査結果を得るには調査を、実験結果を得るには実験をわなければならず、情報を得るための手間やコストは大きい。二次情報情報源によって信頼性がまちまちで、必要な情報をピンポイントで入手できるとは限らないが、大量の情報を低コストで集めることができる。

(2024.5.15更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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