表意コード 【mnemonic code】 ニーモニックコード

概要

表意コード(mnemonic code)とは、データ化する対象にコード(符号)を割り振る手法の一つで、人間にとって意味のある英単語や数値などを元にコードを定めること。

黒色を「BK」で表すなど、英単語の略号や頭文字、特性を表す数値などを組み合わせてコードとする方式で、製品の型番などによく用いられる。例えば、容量700MB、レーベル面が白のプリンタブル、スピンドルケース50枚入りのCD-Rメディアの商品パッケージを「CDR700WP50SP」とするようなコードがこれに当たる。

人間にとってコードを見ただけでそれが表す内容を容易に想像したり確認することができ、取り違えなどを防ぐ効果が期待できるが、通し番号など意味とは無関係に機械的に決められる他のコード設計よりも桁数や文字数が長くなりがちである。

(2021.12.12更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。