AD.JPドメイン
左から2番目のセカンドレベルドメイン(SLD)が組織の属性を表す「属性型JPドメイン名」の一つで、「AD」は “administrative” (管理上の)の略。株式会社日本レジストリサービス(JPRS)が登録受付や管理を行っているが、登録資格などはJPNICが定めている。
JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)はICANN/IANAから委託を受けて日本国内で使用されるAS番号やIPアドレスなどのインターネット資源の管理を行う一般社団法人である。AD.JPドメインはその会員である通信事業者やインターネットサービスプロバイダ(ISP)などのために用意されたドメイン名で、JPNIC自身(nic.ad.jp)や会員事業者の運用するネットワークなどで使われている。
AD.JPドメインの登録要件は4つあり、「JPNICの正会員が運用するネットワーク」「JPNICがインターネットの運用上必要と認めた組織」「JPNICのIPアドレス管理指定事業者」「2002年3月31日時点にADドメイン名を登録しており同年4月1日以降も登録を継続している者であって、JPRSのJPドメイン名指定事業者である者」のいずれかを満たす場合に発行される。
他の属性型JPドメイン名
ac.jp | academic | 高等教育機関 | 大学、短大、高専、専門学校、大学校など |
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ad.jp | administrator | ネットワーク管理者 | JPNIC会員ISPのネットワークなど |
co.jp | company | 企業 | 株式会社、合資会社、特殊会社、外国会社など |
ed.jp | educational | 学校 | 幼稚園、保育園、小中高校、特別支援学校など |
go.jp | government | 政府機関 | 省庁、国立研究所、独立行政法人、特殊法人など |
gr.jp | group | 任意団体 | 任意団体(法人格を持たない集団、団体) |
lg.jp | local government | 地方自治体 | 地方公共団体、一部事務組合など |
ne.jp | network service | ネットワークサービス | ネット接続サービス、ネット上のサービスなど |
or.jp | organization | 非営利法人 | 財団法人、社団法人、宗教法人、協同組合など |
(2018.9.26更新)