エクストラネット 【extranet】

概要

エクストラネット(extranet)とは、インターネットで用いられるTCP/IPなどの通信技術を用いて、複数の企業内ネットワーク(イントラネット)を相互接続したもの。“extra-” は「外の」という意味の英接頭辞。

TCP/IP基盤構築された社内ネットワークを「イントラネット」(intranet)というが、これを複数の異なる企業間や、企業グループ内で相互に接続し、広域的に情報をやり取りできるようにしたものをエクストラネットという。

電子商取引EC)や電子データ交換EDI)のための通信を安全にうために構築されることが多い。通信事業者などが提供する専用の回線網(VAN)を用いる場合と、インターネット上に暗号された専用の回線網(VPN)を構築して接続する場合がある。

また、主に英語圏では、組織内ネットワーク情報システムの一部を区画分けし、外部の関係者や取引先などからアクセスできるよう開放したものをエクストラネットと呼ぶことがある。ネットワーク自体を相互接続するのではなく、「顧客専用サイト」のようなシステムを設けて情報共有などに利用する仕組みである。

(2023.2.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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