VTEP 【VXLANトンネルエンドポイント】 VXLAN Tunnel End Point

概要

VTEP(VXLANトンネルエンドポイント)とは、広域回線を通じてLAN間を接続するVXLANで、各LANの末端にある他のネットワークへの出入り口。VXLAN対応ネットワークスイッチの機能を利用する。

VXLANLAN内に仮想的に複数の区切られたネットワークを作り出すVLAN拡張し、インターネットなど広域のIPネットワークを経由して遠隔地間のLANを一つのVLANとして結合することができる技術である。

VTEPは遠隔地間の仮想回線の確立とフレームの相互転送を担う装置で、LANインターネットなどの境界に設置される。LANを流れるイーサネットフレームUDPデータグラムカプセル化し、IPネットワークを通過(トンネリング)させる。

LAN上の機器には特別な機能や設定などは不要で、あたかも同じVLAN上にいるかのように透過的に相互に通信できるようになる。IPネットワークを通過することが困難な通信や機能を使用したい場合によく用いられ、遠隔地間の仮想マシンVM)の移転(マイグレーション)などによく用いられる。

(2022.4.15更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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