ユーザーライセンス【user-based licensing】
概要

オペレーティングシステム(OS)やクラウドサービスなどに登録されている利用者アカウントとソフトウェアの利用権限を対応付ける方式で、ライセンスを得た利用者はソフトウェアが導入されたシステムに自分のアカウントでログインすると起動して使用できるようになる。
ソフトウェアが導入済みの機器であっても、ユーザーライセンスが紐付けられていないアカウントでログインすると利用権が無いため起動することができない。ソフトウェアを導入する機器は一台に限らない契約であることが多く(無制限の場合もある)、その場合は一本分の購入代金で職場と自宅のパソコン、モバイル端末など、複数の機器で同じソフトを使用できる(同時に起動できるのは一台)。
Microsoft 365のようにソフトウェアの利用権を月単位や年単位で購入するサブスクリプション方式で販売されるソフトウェアでよく用いられるライセンス方式である。一方、導入するコンピュータに利用権を紐付ける昔ながらのライセンス方式を「デバイスライセンス」(device-based licensing)という。
(2022.2.9更新)