.ex_ファイル
電子メールの送信サーバや受信サーバには、添付ファイルを悪用するコンピュータウイルスなどのマルウェア対策として、特定の形式のファイルを添付できないよう制限している場合がある。
ファイル名の末尾の拡張子部分が「.exe」になっているWindows実行ファイルもウイルスをメールに添付する手段として用いられることがあるため、これを添付したメールを一律送信不可としたり、受信時に受け取りを拒否して受信者に渡さない措置が取られることがある。
このような制限を回避するため、送信者が事前にわざと拡張子を「.ex_」に書き換えたものが.ex_ファイルで、受信側ではそのままでは実行できないため、一旦ストレージに保存したあと本来の「.exe」に書き換える必要がある。
ただし、システムのウイルスチェックを回避するために不正なファイルを「.ex_」に偽装していることも考えられるため、取り出した実行ファイルの安全性は信頼できる方法で確かめる必要がある。
(2021.11.20更新)