RBL 【Real-time Blackhole List】 DNSBL / DNS Blackhole List

概要

RBL(Real-time Blackhole List)とは、迷惑メール(スパムメール)の中継・発信元のIPアドレスをまとめたブラックリストメール受信サーバが参照して、受信拒否や接続遮断などの対策に役立てる。

インターネット上には企業や個人、有志のグループなどがまとめたRBLが多数公開されており、メールサーバソフトの多くは管理者が指定したRBLを参照して、掲載されているアドレスからのメール受信を拒否することができるようになっている。

リストの公開やサーバからの問い合わせにDNSの仕組みやプロトコルを用いるのが一般的なため、DNSBL(DNS Blacklist)とも呼ばれる。メールサーバが不審な送信元サーバIPアドレス(のバイト順を逆にしたもの)にRBLサービスドメイン名を連結して名前解決正引き)をうと、そのサービス運用するDNSサーバが当該アドレス検索してリストに含まれるか否かを答えてくれる。

「RBL」という呼称は米MAPS社(2005年トレンドマイクロ社が買収)の「MAPS RBL」から広まったものだが、これは同社の登録商標であるため、一般名詞としては「DNSBL」と呼ぶべきとされている。

(2020.1.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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