ポストバック【post back】
概要

フォームに入力したデータをWebサーバへ送る方法には、送信先としてフォームが置かれているページとは別のURLを指定する方法もあるが、ポストバックでは送信先が現在表示しているページ自身となる。HTMLのformタグにおいてaction属性を省略するか、自身のファイル名を明示的に指定した場合に、この動作が生じる。
サーバはクライアントから送られてきたデータを受け取り、入力値の検証やデータベースへの書き込みといった処理を実行する。処理が完了すると、同じページのHTMLをあらためて生成してクライアントへ返す。利用者の目には、同じページが再読み込みされたように映る。
この手法はASP.NETのWebフォーム(Web Forms)で採用されたことで広く知られるようになった。サーバの制御状態をViewStateという仕組みで保持しながら、ページ全体を再送信する。サーバ側のコードでUIの状態を管理しやすくなるが、ページ全体を毎回サーバで再生成するためネットワーク通信量が増える側面もある。
現在のWeb開発では、Ajaxや各種JavaScriptフレームワークの普及により、ページ全体を再送信せずに必要な部分だけを非同期で更新する手法が広まっている。しかし、フォームの送信処理や認証フローなど、ページ全体のリロードを伴う操作ではポストバックの考え方が用いられることがあり、サーバサイドレンダリング(SSR)を採用するフレームワークでも類似の動作が見られる。
(2026.4.14更新)