読み方 : オーダブリューエー
OWA【Outlook Web App】Outlook Web Access
概要
OWAとは、米マイクロソフト(Microsoft)社のExchange Serverに搭載されていた機能の一つで、Webブラウザを通じて電子メールの送受信や予定表の管理などを行うためのWebアプリケーション。OutlookをインストールしなくてもWebブラウザさえあれば自分のメールボックスやアドレス帳、タスク管理などの機能を利用できた。

組織内で運用されているExchange Serverに接続し、認証を経た上でメール環境にアクセスする仕組みであり、処理の大半はサーバ側で行われるため、端末への依存が小さい。Outlookが導入されていないパソコンや、自宅、出張先で借りた端末などからでも、同一のメール環境を扱うことができた。通信には主にHTTPSが用いられ、社外からのアクセスでも安全性が確保されている。
歴史的には、1997年のExchange Server 5.0で「Outlook Web Access」の名称で初めて提供され、2009年のExchange Server 2010のリリースに伴い「Outlook Web App」に改称された。名称が似ている「Office Web App」の一部ではなく独立したアプリケーションとして提供された。デスクトップ版Outlookに近い操作性を目指した改良が重ねられ、ブラウザ上での操作性や機能統合が強化されていった。
2015年のExchange Server 2016の登場を機に、サーバ拡張機能としての提供は終了し、Office 365(現Microsoft 365)に含まれる電子メールサービス「Exchange Online」のブラウザ向け標準画面として機能が引き継がれた。企業のITインフラがオンプレミスからクラウドへ移行していく流れに合わせ、サーバ製品に組み込まれた機能から、クラウドサービスの一機能へと提供形態そのものが変化していった。
(2026.6.22更新)