メールエイリアス【email alias】

概要

メールエイリアスとはあるメールアドレスに紐付けられた別のメールアドレス。新たなメールアカウントを開設することなく、一つのアカウントで複数のメールアドレスを使い分けることができる仕組みである。
メールエイリアスのイメージ画像

メールアドレスは「taro@example.jp」のように「ユーザー名@ドメイン名」という形式をとる。メールエイリアスを利用すると、同一アカウントに対して複数のユーザー名を割り当てることができる。例えば「taro@example.jp」を本来のアドレスとして持つ利用者が「taro.yamada@example.jp」というエイリアスを取得した場合、どちらのアドレス宛てに届いたメールも同じメールボックスに格納される。

送信時にはエイリアスを差出人アドレス(From:フィールド)として指定することも可能なため、受信者にはそのアドレスから送られてきたように見える。メールボックスはメインアドレスと共用であるため、複数のアカウントを別々に管理する手間がなく、サーバ上のストレージアカウントライセンスを節約しながら柔軟なアドレス運用が可能となる。

用途としては、業務用と個人用の使い分け、外部公開用と社内連絡用の分離、Webサイトの会員登録や問い合わせ受付ごとの専用アドレスの作成などがある。不要になったエイリアスを削除・無効化することで、メインアドレスを変更せずに迷惑メールを遮断することもできる。法人向けのメールサービスやグループウェアでは、部署名や役職名をエイリアスとして設定し、担当者が交代してもアドレスを変えずに運用するといった手法も用いられる。

作成できるエイリアスの数や方法はメールサーバやメールサービスの仕様によって異なる。管理者がシステム上で個別に登録・定義する方式のほか、利用者が即座に作成できる仕組みもある。米グーグル(Google)社の「Gmail」や米マイクロソフト(Microsoft)社の「Outlook」では、「taro+shop@gmail.com」のようにユーザー名の末尾に「+」と任意の文字列を付加するだけで事前登録なしにエイリアスとして機能させることができる。この形式は「サブアドレス指定」とも呼ばれ、フィルタリング設定と組み合わせてメールを自動分類する用途に活用される。

(2026.6.17更新)
 

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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