メールボム 【email bomb】 メール爆弾

概要

メールボム(email bomb)とは、電子メールを利用した嫌がらせ行為の一つで、相手のメールアドレスに対して大量の(あるいは巨大なデータ量の)メールを送り付けること。

大量の無意味あるいは同一内容のメールを送りつけたり、巨大なサイズのファイルを添付したメールなどを送りつける攻撃手法で、受信メールサーバ上の一時保管領域(メールボックス)の所定の保管容量を使いきって他のメールを受信できなくしたり、受信者がメールソフトを正常に利用できない状態に追い込む。

近年では、通信回線やメールサーバなどの処理性能や利用可能容量の向上、メールクライアントによる迷惑メール対策機能の充実、受信側メールサーバによる受信可能なメッセージサイズの上限設定(巨大なメールの受け取り拒否)などの施策の浸透などにより、昔ほど有効な攻撃手法ではなくなったと言われる。

(2024.1.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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