アセンブリ 【assembly】
概要
アセンブリ(assembly)とは、集会、集合、会合、議会、組み立て、組立部品、などの意味を持つ英単語。ビジネスやITの分野では「組立作業」「組立部品」から派生する意味合いで用いられることが多い。.NETのプログラム単位
.NETにおけるコード管理の基本単位となるコンパイル済みの実行コードを「アセンブリ」という。.NET標準の「共通中間言語」(CIL:Common Intermediate Language)で記述されたライブラリ形式(DLL)または実行可能形式(EXE)のファイルを指す。
ソフトウェアの配置やバージョン管理、別のコードからの再利用、スコープの適用、セキュリティ管理などにおける最も基本的な単位となる。実行時には「.NET Framework」などの「共通言語ランタイム」(CLR:Common Language Runtime)により、そのプラットフォームで実行可能なネイティブ形式に変換されて実行される。
アセンブリ言語
プログラミング言語の種類の一つで、コンピュータのCPUが直接解釈・実行できる「機械語」(マシン語)と一対一に対応する命令語を用いてプログラムコードを記述する言語を「アセンブリ言語」(assembly language)という。
アセンブリ言語で記述したプログラムを機械語のコードに変換することを「アセンブル」(assemble)、変換を行うソフトウェアを「アセンブラ」(assembler)という。ハードウェアを直接制御するプログラムなどの開発に用いられる。
工業製品の組立部品
製造業などで、最終製品の組み立て工程において取り付け単位となる、ひとまとまりの部材、部品などのことを「アセンブリ」ということがある。自動車や産業機械、航空機など構成部品の多い複雑な機械でよく用いられる呼称で、分野によっては「ASSY」(アッシー)という略号で示されることもある。
(2024.1.31更新)