XAML 【Extensible Application Markup Language】

概要

XAML(Extensible Application Markup Language)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社が開発した、ソフトウェアの表示画面(ユーザーインターフェース)などを記述するためのXMLベースのマークアップ言語.NETベースのWinodowsアプリケーションXamarinによるモバイルアプリの開発などで用いられる。

XAMLはウィンドウに要素を配置して装飾やレイアウトなどを指定するためのマークアップ言語の一種で、WebページHTMLで記述するように、アプリケーションソフトの表示や操作に関わる部分を記述することができる。

.NET Framework 3.0基盤としており、同フレームワークで定義されている表示要素を組み合わせて画面を構成する。単純な文字や画像から、テキストボックスやボタンなどの入力要素、線や円など図形描画、複雑なベクターグラフィックス3Dオブジェクト、およびそれらの変形やアニメーションなどの効果を利用できる。

特定の入力要素の変数と結びつけたり(データバインディング)、オブジェクトの相互の関係を定義したり、利用者の操作に応じてイベント処理を設定したりすることもできる。プログラムの本体はVisual BasicC#といった.NET対応プログラミング言語開発する。

Windows向けのWPFWindows Presentation Foundation)を利用した.NETアプリケーション開発のほか、Windows 10UWPUniversal Windows PlatformアプリXamarinXamarin.Formsによるモバイルアプリ開発などで利用できる。どのプラットフォームでもXAMLの基本的な仕様は共通だが、一部にプラットフォーム固有の拡張仕様が追加されている場合もある。

(2021.6.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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