移動ユーザープロファイル 【roaming user profile】

概要

移動ユーザープロファイル(roaming user profile)とは、Windows利用者アカウントごとに用意された設定ファイルや個人用フォルダなどをサーバ側で保存し、ネットワーク上のどのコンピュータからログオンしても使えるようにしたもの。

Windowsではストレージ上に登録利用者ごとにシステム設定や個人用のファイルなどをまとめた専用の領域(ユーザープロファイル)が作成されるが、通常は利用者が操作しているコンピュータストレージ内に作成され、他のコンピュータから参照することはできない。

構内ネットワークLAN)上にWindows ServerActive Directoryを導入し、プロファイルを移動ユーザープロファイルとするよう指定することで、プロファイルサーバ上の共有フォルダで管理し、ネットワーク上のどの端末ログオンしても呼び出して使用できるようにすることができる。オフィスや学校など多数の端末が配備され、各利用者に自分用の決まったコンピュータがなく空いている端末を使用するような環境でよく用いられる。

(2020.8.15更新)

この記事を参照している文書など (外部サイト)

  • 東京工業大学 教育用電子計算機システム Webサイト 「お知らせ外部リンク」にて参照 (2023年11月)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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