Active Server Pages 【ASP】 Classic ASP / クラシックASP / レガシーASP

概要

Active Server Pages(ASP)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社のWebサーバソフトウェアであるInternet Information Services(IIS)の拡張機能の一つで、Webページ中にサーバ側で実行する簡易なコンピュータプログラム(スクリプト)を記述することができるもの。

HTMLなどで記述されたWebページの中にスクリプトを埋め込む形で記述することができる。スクリプトは閲覧者がWebブラウザなどでそのページにアクセスした時に動的に起動・実行され、処理結果をページの内容に反映されることができる。

閲覧者がWebブラウザから送信したデータを受け取ることもできるため、HTMLフォーム要素などと組み合わせてサーバ側で処理をWebアプリケーション構築することができる。

標準ではスクリプトを記述する言語として同社のVisual Basicの簡易版であるVBScriptと、同社によるJavaScript実装JScriptが利用できる。両方とも同社のWebブラウザであるInternet Explorerが対応しており、一つのWebページ内に同じ言語でサーバ側とクライアント側のスクリプトを記述することができた。

2000年のIIS 5.0で提供されたASP 3.0で更新は終了し、同時に後継技術として.NET Framework上でASPと同じ仕組み(Webページ中にサーバスクリプトを記述して実行できる)を実装した「ASP.NET」が提供された。以降はASP.NETと区別するため旧版のASPのことを非公式に「Classic ASP」と呼ぶことがある。

(2020.5.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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