3PL 【3rd party logistics】 サードパーティーロジスティクス

概要

3PL(3rd party logistics)とは、企業の物流業務を特定の専門事業者が長期間、包括的に請け負うこと。また、そのような業務を受託するアウトソーシングサービス。“third-party” は「第三者」という意味だが、荷主でも受取人でもない第三者とする説と、荷主でも運送業者でもない第三者とする説がある。

3PLは顧客企業のロジスティクス部門として機能し、物流システム構築運用を行う。顧客側の視点で最も効率よく低コストにモノを運べるよう物流業務の最適化に携わり、コンサルティングや業務改革、情報システム構築などを行う場合もある。

対象となるのは顧客の拠点間の輸送や、顧客と取引先(調達元・販売先)との間の製品や原材料の輸送、輸送に伴う部材や在庫の保管、場合によっては最終利用者との間の製品のやり取り(回収・廃棄等)など、事業に伴うすべてのモノの移動・保管を包括的に取り扱う。

自らは輸送車や倉庫などの機能を持たず、これらの設備や実務を外部の専門企業に再委託する3PL事業者を「ノンアセット型」、運送業や倉庫業などの企業が3PL機能を提供することを「アセット型」という。

(2018.6.24更新)

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