読み方 : エスシーコネクタ

SCコネクタ【SC connector】

SCコネクタとは?

光ファイバーケーブルの接続に用いられる角形のコネクタ規格の一つ。押し込んで固定するプッシュプル方式を採用した単芯用インターフェースで、着脱の容易さと安定した接続特性を備えた標準的な光コネクタの一つである。
SCコネクタのイメージ画像

プラスチック製の四角いカバー(ハウジング)に覆われた端子で、光ファイバー芯線の末端部分は2.5mm径のセラミック製の「フェルール」と呼ばれる部材で精密に固定されて露出している。差し込むと内部のバネでフェルール同士が押し付けられ、光損失(挿入損失)を最小限に抑えることができる。繰り返し着脱しても安定した光学特性が維持される。

バネ仕掛けのプッシュプル機構を備えており、工具を使わずにワンタッチで抜き差しできる。ネジ式などに比べ着脱が簡単で、作業効率が高い。誤挿入を防ぐためのキー溝が設けられており、正しい向きにしか接続できない仕組みになっている。

シングルモード光ファイバーマルチモード光ファイバーの両方に対応しており、通信キャリアネットワーク設備、企業内LANバックボーンネットワークデータセンターなど幅広い用途で使われている。二芯を一体化した「SC-Duplex」タイプも普及しており、送受信を同時に扱う機器との接続に用いられる。

1986年に民営化直後のNTTが開発したもので、1993年に国際電気標準会議IEC)によってIEC 60874-14として標準化された。Gigabit Ethernet10Gigabit Ethernetの光ファイバー伝送規格で最も一般的に用いられるコネクタの一つで、一般家庭向けのFTTHサービスでも用いられている。

他の辞典等による「SCコネクタ」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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