SCコネクタ 【SC connector】

概要

SCコネクタ(SC connector)とは、光ファイバーケーブルのコネクタ規格の一つ。光ファイバー接続のイーサネットLANや、FTTHサービスの宅内配線などでよく用いられる。

プラスチック製の四角いカバー(ハウジング)に覆われた端子で、光ファイバー芯線の末端部分は2.5mm径のセラミック製「フェルール」と呼ばれる部材に包まれて露出している。バネ仕掛けのプッシュプル機構を備えており、ネジ式などに比べ簡単に着脱することができる。

1986年に民営化直後のNTTが開発したもので、1993年に国際電気標準会議(IEC)によってIEC 60874-14として標準化された。Gigabit Ethernet10Gigabit Ethernetの光ファイバー伝送規格で最も一般的に用いられるコネクタの一つである。

(2023.5.23更新)

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