QSFP 【Quad Small Form-factor Pluggable】 Quad SFP
概要
QSFP(Quad Small Form-factor Pluggable)とは、光ファイバーを通信機器に接続する光トランシーバの規格の一つで、4つのSFPモジュールを一つにまとめたもの。1チャンネルあたり1Gbps、全体で最高4Gbpsでの通信に対応できる。光トランシーバは通信機器が送受信する電気信号とケーブルを流れる光信号の相互変換を行う装置で、通信機器の筐体に並んだ専用の挿入口に装着して使用する。QSFPはSFP4つ分の端子を収納しており、サイズが長さ52.4mm×幅18.35mm×高さ8.5mmとSFPより若干大きな形状となっている。
QSFPコネクタには4本の光ケーブルが束ねられた専用のケーブルを使用するが、反対側のコネクタが4又のSFPコネクタに分岐したブレイクアウトケーブルも用意されており、QSFPとSFP×4を接続することもできる。
QSFP+
QSFP+とは、光ファイバーを通信機器に接続する光トランシーバの規格の一つで、4つのSFP+モジュールを一つにまとめたもの。1チャンネルあたり10Gbps、全体で最高40Gbpsでの通信に対応できる。40Gigabit Ethernet(40GbE)で用いられる。
SFP4つ分の端子をまとめたQSFPと同じように、SFP+に相当するコネクタの機能を一つのモジュールに統合している。形状やサイズはQSFPと同じで、SFP+より若干大きく直接の互換性はない。
QSFPと同様に4本の光ケーブルを束ねた専用のケーブルが必要で、反対側が4つのSFP+に分岐したブレイクアウトケーブルによりQSFP+対応機器(40GbEスイッチなど)とSFP+対応機器(10GbEスイッチなど)の4つの並んだポートの間を接続することができる。
(2020.11.25更新)