XFP 【10 Gigabit Small Form Factor Pluggable】
概要
XFP(10 Gigabit Small Form Factor Pluggable)とは、光ファイバーを通信機器に接続する光トランシーバの規格の一つで、10Gigabit Ethernet(10GbE)などで10Gbpsの通信が可能なもの。XENPAKやX2よりも小型で低消費電力。光トランシーバは通信機器が送受信する電気信号とケーブルを流れる光信号の相互変換を行うコネクタ装置で、通信機器の筐体に並んだ専用の挿入口に装着し、光ファイバーケーブルを差し込んで使用する。
XFPは10GbE対応のネットワーク機器などで用いられる着脱可能なトランシーバで、片側に通信機器への接続端子が、反対側に光ファイバーケーブルの挿入口があり、ケーブル側の光信号と機器側の電気信号の相互変換を行う。XFPに対応した通信機器などにはこのモジュールのための挿入口があり、差し込んで固定して利用する。
2002年に策定された規格で、サイズは高さ8.5mm×幅18.35mm×奥行き78.0mm。それまで用いられてきた「XENPAK」や「X2」よりも小型なため、通信機器の筐体により多くのポートを設けることができる。後にギガビットイーサネット(Gigabit Ethernet)向けの「SFP」(Small Form-factor Pluggable)と同じサイズの「SFP+」が開発され、以降はそちらの方が一般的となっている
(2024.3.27更新)