GBIC 【Gigabit Interface Converter】
概要
GBIC(Gigabit Interface Converter)とは、光ファイバーを通信機器に接続する光トランシーバの規格の一つ。主にギガビットイーサネット(GbE:Gigabit Ethernet)などで用いられる。光トランシーバは通信機器が送受信する電気信号とケーブルを流れる光信号の相互変換を行う装置で、通信機器の筐体に並んだ専用の挿入口に装着して使用する。ホットスワップに対応し、機器を停止せず取り外しや装着ができる。金属線ケーブル(ツイストペアケーブル)のモジュラーコネクタを装着するGBIC-Tという規格も用意されている。
機器側がGBICに対応していれば、光ファイバーの種類の違いなどは対応するGBICを選択して装着することにより吸収されるため、同じ機器で様々な光通信仕様に対応できるメリットがある。
最初の仕様は1995年に発行され、光ファイバー回線を用いる業務用のネットワーク機器などで広まった。高さ1cm×幅3cm×奥行き6.5cmとサイズが大きくポートの実装密度が低い欠点があったため、後継のSFP(Small Form-factor Pluggable)/Mini-GBICでは大幅に小型化された。
(2018.10.4更新)