読み方 : ジービック
GBIC【Gigabit Interface Converter】
概要
GBICとは、ネットワークスイッチやルータなどのネットワーク機器に装着して使用する着脱式の光トランシーバ規格の一つ。主にギガビットイーサネット(GbE)などの高速通信で利用され、通信機器内部の電気信号と光ファイバーを伝わる光信号を相互に変換する。

光トランシーバは、通信機器が扱う電気信号と光ファイバーを伝わる光信号を相互に変換する装置である。GBICは機器の筐体に設けられた専用スロットに差し込んで使用するトランシーバで、ホットスワップに対応しているため機器を停止させずに着脱できる。
機器側がGBICスロットを備えていれば、使用する光ファイバーの種類や通信仕様に応じて適切なGBICモジュールを選んで装着するだけでよく、機器本体を交換せずに様々な光通信規格に対応できる。光ファイバー用のほかに、ツイストペアケーブル(銅線ケーブル)のモジュラーコネクタに対応した「GBIC-T」という派生規格も存在し、1000BASE-Tなどの銅線ギガビットイーサネットにも対応できる。
最初の仕様は1995年に策定され、企業やデータセンター向けの業務用ネットワーク機器を中心に普及した。しかし、高さ約1cm×幅約3cm×奥行き約6.5cmというモジュールのサイズが機器前面の実装スペースを大きく占有するため、高密度なポート配置には不向きであった。この課題を解消するために開発された後継規格が「SFP」(Small Form-factor Pluggable)で、モジュールが大幅に小型化された。現在では業務用ネットワーク機器における着脱式光トランシーバの主流はSFPやその派生規格へと移行している。
(2026.7.2更新)