ポートミラーリング 【port mirroring】 ミラーポート / mirror port
解説 監視されるポートを「モニターポート」(monitor port)と呼び、コピーが流れてくるポートを「ミラーポート」(mirror port)という。ミラーポートをLANアナライザなどで監視することにより、モニターポートが送受信するデータをすべて受け取ることができる。
詳細な機能は機器の種類や機種によって異なるが、監視対象の通信を、モニターポートからの送信、受信、両方のいずれかから選ぶことができる。一つのミラーポートに対してモニターポートを複数(一対多)指定することができ、すべてのモニターポートの通信が複製されて送られてくる。
原則としてミラーポートを使用してモニターポートからの複製ではない通常の通信を行うことはできないが、設定により可能になる場合もある。機種によって、一台の機器に一つのミラーポートしか作成できない場合と、複数のミラーポートを作成できる場合がある。
なお、メーカーによってはポートミラーリング機能に固有の名称を付けている場合がある。例えば、米シスコシステムズ(Cisco Systems)社は「SPAN」(Switched Port Analyzer)あるいは「RSPAN」(Remote Switched Port Analyzer)、旧3Com社(現在はHPE社の一部門)は「RAP」(Roving Analysis Port)と呼んでいる。
(2025.8.22更新)
「ポートミラーリング」の関連用語
他の用語辞典による「ポートミラーリング」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「ポートミラーリング」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【令1修7 問40】 ネットワーク障害の発生時に,その原因を調べるために,ミラーポート及びLANアナライザを用意して,LANアナライザを使用できるようにしておくときに,留意することはどれか。
【平28修12 問42】 ネットワーク障害の原因を調べるために,ミラーポートを用意して,LANアナライザを使用できるようにしておくときに留意することはどれか。
【平27秋 問41】 ネットワーク障害の原因を調べるために,ミラーポートを用意して,LANアナライザを使用できるようにしておくときに留意することはどれか。
【平26修6 問41】 ネットワーク障害の原因を調べるために,ミラーポートを用意して,LANアナライザを使用するときに留意することはどれか。
【平24修1 問41】 ネットワーク障害の原因を調べるために,ミラーポートを用意して,LANアナライザを使用するときに留意することはどれか。