オートネゴシエーション 【automatic negotiation】

概要

オートネゴシエーション(automatic negotiation)とは、イーサネット(Ethernet)規格のネットワークインターフェース(NIC)や通信機器が持つ機能の一つで、通信相手との間で対応している規格や通信モードの違いを自動的にすり合わせ、最適な設定をうもの。

イーサネットと一口に言っても世代によって10BASE-T通信速度10Mbps)、100BASE-TX100Mbps)、1000BASE-T1Gbps)など様々な仕様があり、全二重通信(同時に双方向に通信可能)と半二重通信(一つの伝送路を送受信で共有)の通信モードの違いなどもある。

従来は同じ規格に対応したポート同士を探し出して接続するといった煩雑で柔軟性に欠ける対応が必要だったが、オートネゴシエーションに対応した機器同士はFLP(Fast Link Pulse)やNLP(Normal Link Pulse)などの特殊な信号のやり取りを通じて互いに利用可能な仕様の情報を交換し、最も適した方式で通信できるよう自動設定してくれる。

(2018.11.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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