バリアセグメント

概要

バリアセグメントとは、インターネットなどに接続されたネットワークで、ネットワーク境界のルータより内側だが、外部から直接可能な領域のこと。ファイアウォールなどが設置されている場合はその外側(ルータファイアウォールの間)を指す。

ルータの内側にあり内部ネットワークに属するが、特に保護などはわれておらず外部ネットワークから直に接続することができる。一般的にはこの領域と内部ネットワークの境界にファイアウォールを設置し、外部との通信を監視して攻撃を遮断する。

一方、ファイアウォールの内側に外部からアクセス可能な領域を設けた場合、これをDMZDeMilitarized Zone非武装地帯)という。DMZと内部ネットワークとの境界には二段目のファイアウォールが設けられ、外部からのアクセスを制限する。

DMZを設けた場合は外部公開用のサーバなどはDMZに設置され、バリアセグメントでは境界ルータファイアウォールが直結され他に何も設置しない構成とすることが多い。DMZを設けない場合は公開用サーバなどはバリアセグメントに設置する。

(2020.5.14更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる