LANコネクタ 【LAN端子】 イーサネットコネクタ / Ethernet connector
概要
LANコネクタ(LAN端子)とは、構内ネットワーク(LAN)に参加して通信を行うための、LANケーブルと機器を繋ぐ端子。通常はイーサネット(Ethernet)用の「RJ45」と呼ばれる規格に則った8ピンのコネクタを指す。有線LANとして最も普及しているイーサネット規格は金属線ケーブル(より対線ケーブル)を用いる仕様と光ファイバーケーブルを用いる仕様に分かれるが、単にLANコネクタという場合は金属線ケーブルを機器に接続する端子を指すことが多い。
イーサネット用のLANケーブルは8本の信号線を2本ずつ撚り合わせた構造になっており、これに合わせてLANコネクタも各信号線に対応する8つのピンが横並びに配されている。ケーブル側の端子(プラグ)にはツメがついており、機器側の端子(ジャック/レセプタクル)に挿入すると「カチッ」という音と共に固定され、不意の脱落を防止する。
ケーブルを差し込む機器側の端子は「LANポート」とも呼ばれる。パソコンやデジタル家電などの筐体側面などに備えられているほか、ネットワークスイッチやルータなどの集線装置には複数の機器の接続を受け入れるための端子が並んでいる。家屋や施設の壁面などに、屋内配線に繋がるLANコネクタが埋め込まれていることもあり、電気のコンセントにならって「情報コンセント」と呼ぶ。
(2023.2.28更新)