リモートNDIS 【RNDIS】 Remote Network Driver Interface Specification

概要

リモートNDIS(RNDIS)とは、コンピュータUSB接続されたネットワークインターフェース(NIC)を制御するための標準仕様。装置ごとに個別にデバイスドライバ開発・配布・導入しなくてもシステム標準のUSBドライバで利用できるようになる。

コンピュータ周辺機器の接続などに用いられるUSBUniversal Serial Bus)では、装置の種類ごとに標準的な機能とその制御方法を「USBクラス」(USB Class)としてまとめている。クラスに含まれる範囲の装置および機能であれば、オペレーティングシステムOS)標準のドライバで対応することができ、開発元は個別にドライバ開発・配布する必要がなく、利用者は個別にドライバを入手・導入しなくてもOS標準ドライバですぐに利用することができる。

NDISNetwork Driver Interface Specification)はイーサネットEthernet)やWi-Fiなどに接続するためのネットワークカードを制御する仕様を定めた標準の一つで、主にWindowsで用いられている。リモートNDISはUSBを経由してNDIS対応のネットワークインターフェースを制御するためのUSBクラスであり、USB接続LANアダプタWi-Fiアダプタなどを制御することができる。

(2023.5.8更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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