ブリッジ接続 【bridge connection】 ブリッジング / bridging
概要
ブリッジ接続(bridge connection)とは、2つのネットワークを中継装置により接続し、一つの大きなネットワークにすること。両ネットワークに流れるすべての信号を相手方に流す物理的なレベルでの結合を指す。リピータハブやブリッジなどの機器、あるいは同等の機能を実現するソフトウェア処理によりネットワークを連結する。すべての信号を中継・共有するため、イーサネット(Ethernet)におけるブロードキャストドメイン(LANセグメント)は両者で同一となる。
一方のネットワークから相手方へブロードキャスト(同報送信)フレームも送信されるため、セグメントを越えて利用できないDHCPサーバなどの利用も可能となるが、あまり多くの機器をブリッジ接続で同一のネットワークに参加させると信号の衝突が増えて性能が低下する。
ブリッジ接続はイーサネットとWi-Fi(無線LAN)など伝送媒体の異なるネットワークを連結して一体的に運用することもでき、仮想マシン(VM)をホストが接続された物理ネットワークに参加させる手段としても用いられる。
(2021.11.18更新)