読み方 : ブリッジせつぞく
ブリッジ接続【bridge connection】ブリッジング/bridging
概要

ブリッジ接続では、一方のネットワークに流れる信号をすべて相手方へ転送する。両ネットワークは同一のブロードキャストドメインを構成し、ARP要求やDHCP関連のブロードキャストフレームも接続先へ届く。これにより、本来は同一セグメント内にしか効果が及ばないDHCPサーバのサービスを、接続先の端末へも提供できる。
中継に用いる機器としてはブリッジやリピータハブが挙げられるが、現在のLANではブリッジの機能はネットワークスイッチ(L2スイッチ)に組み込まれており、スイッチによる接続が一般的である。スイッチは受信フレームの宛先MACアドレスを参照して必要な通信だけを転送するため、電気信号を全ポートへ中継するリピータ/リピータハブと比べ、不要なトラフィックをある程度抑えられる。
接続する端末やセグメントの数が増えるほどブロードキャストトラフィックも増大し、ネットワーク全体の転送効率が低下する。大規模な環境では、ブロードキャストを中継せずネットワークを分割するルータによる接続が選ばれることが多い。ルータ接続ではネットワークごとに異なるIPネットワークを構成し、IPアドレスに基づいたルーティングが行われる。
伝送媒体が異なるネットワーク間にも適用でき、有線LAN(イーサネット)と無線LAN(Wi-Fi)を同一ネットワークとして運用する構成に広く使われている。仮想化環境では、仮想マシンの仮想ネットワークアダプタをホストの物理ネットワークにブリッジ接続し、独立した端末として参加させる方式が定着している。この場合、仮想マシンには物理ネットワーク上の他の機器と同様にIPアドレスが割り当てられ、外部から個別に到達可能となる。
(2026.6.11更新)