プリアンブル 【preamble】

概要

プリアンブル(preamble)とは、デジタル通信で受信側に「これからデータが送られてくる」ことを知らせるためにデータ本体に先立って送信される、決まったパターンのビット列のこと。“preamble” の原義は序文、前置きなどの意。

通信規格などで規定された常に変わらない特定のビット列で、受信側では回線を流れる信号を監視中にこのパターンを受信するとデータを受け取る準備を開始する。

イーサネットEthernet)の10BASE-Tでは、二進数の「10」を31回繰り返し、最後に「11」を加えた「101010…1011」という64ビット(8オクテット)のパターンがプリアンブルとして規定されている。プリアンブルに続いてフレームの先頭が送られてくる。

(2020.1.28更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。