OLT 【Optical Line Terminal】 光回線終端装置

概要

OLT(Optical Line Terminal)とは、光ファイバーを用いたPON(Passive Optical Network)方式の加入者回線網(公衆回線網)において、通信会社の局側に設置される光回線終端装置

各加入者へ送信する光信号を合成して光回線に送出したり、光回線から受け取った信号を上位ネットワーク側の回線や機器に取り次ぐ。OLTと加入者宅の通信経路上には光スプリッタと呼ばれる分岐装置があり、光信号の物理的な分離や合成をう。

これに対し、加入者宅側に設置される光終端装置のことは「ONU」(Optical Network Unit)という。単体の機器あるいはブロードバンドルータなどの一部として提供され、加入者側の構内ネットワークコンピュータなどに接続される。

OLTはもともと大掛かりな機器だったが、近年ではネットワークスイッチポートに装着する光トランシーバの一部として小型化されたOLT機能が内蔵された製品もあり、大手通信会社以外でもPON方式の光回線網を運用できる環境が整いつつある。

(2020.6.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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