コンソールケーブル 【console cable】 ロールオーバーケーブル / rollover cable
概要
コンソールケーブル(console cable)とは、LANケーブル(Ethernetケーブル)の種類の一つで、片方のコネクタは通常のLANケーブルと同じRJ45コネクタだが、もう一方がD-Sub 9ピンコネクタになっているもの。ルータなどのネットワーク機器をパソコンなどに直接繋いで設定変更などの操作するときに使うもので、RJ45コネクタを機器のコンソール用ポート( “CONSOLE” あるいは “CON” などと書かれている)に、D-Subコネクタ側をコンピュータのシリアルポートにそれぞれ差し込む。
パソコン側では一般的なターミナルソフトを使い、シリアルポートを指定して通信を開始すると、ルータ側のコマンドラインインターフェースを呼び出すことができる。キーボードでコマンドを入力して設定の確認や変更などを行うことができる。
近年ではRS-232C方式のシリアルポートが廃止されているコンピュータが多いため、変換コネクタなどを用いてUSBポートに接続したり、コンピュータ側の端子がUSBコネクタになっているケーブルを用いる場合もある。
(2020.3.31更新)