SFD 【Start Frame Delimiter】 開始フレーム識別子

概要

SFD(Start Frame Delimiter)とは、イーサネット(Ethernet)におけるデータの送受信単位(フレーム)の先頭に決まって付加される特定のビットの一つ。0と1が交互に現れるプリアンブル(preamble)の末尾に置かれる、「01010111」というパターンのこと。

イーサネットでは、フレームの先頭は必ず7オクテット(7バイト、56ビット)のプリアンブルと、それに続く1オクテット1バイト、8ビット)のSFDで始まると規定されている。受信側では回線を流れる信号の中にこのパターンが現れたらフレームの受信処理を開始する。

プリアンブルとSFDの6ビット目までは0と1が交互に現れるパターン(010101…)となっており、受信側はこれに回路を同期して正しく各ビットを識別できるよう調整する。SFDの末尾の「11」がフレームの開始を表す目印となり、続いて、宛先アドレス送信元アドレスなどフレームの内容を表す実質的なデータが現れる。

(2022.10.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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