プログラマブル【programmable】
概要

プログラマブルな装置の代表はコンピュータで、実行するソフトウェアを変え替えることで様々な用途に利用できる。ネットワーク機器や産業機械、家電製品などでも、利用者や管理者がプログラムを登録・変更することで動作を柔軟に切り替えられるものがある。運用の柔軟性や拡張性が求められる機器でプログラマブルな仕組みが取り入れられる。
半導体チップの分野では、製造後に利用者が内部の論理回路構成や動作条件を書き込んで変更できる集積回路をプログラマブルであるという。PLDやFPGAなどが該当し、専用の記述言語で作成した回路情報を内部メモリに書き込むことで、まったく異なる機能を持つチップとして動作させることができる。ASICのように設計を固定して製造する専用チップとは異なり、仕様変更や機能追加に柔軟に対応できるため、電子機器の試作、通信基地局、AIの演算処理など様々な場面で用いられている。
ソフトウェアの分野では、利用者が独自のスクリプトやマクロを記述・登録することで、既存の機能を組み合わせた複雑な処理や定型業務の自動化を実現できる仕組みをプログラマブルであると表現することがある。業務アプリケーションやデータベース、クラウドサービスなどにこうした仕組みを備えるものが多く、近年はAPIを通じて外部システムと連携し、運用・管理を自動化できる製品も増えている。
入力機器の分野では、キーボードのキーやマウスのボタンに割り当てる操作・文字列を利用者が自由に変更できる機能をプログラマブルと表現することがある。「プログラマブルキーボード」や「プログラマブルブルボタン」では、キーやボタンの押下に対して特定の文字列入力や複数操作を連続実行するマクロなどを登録でき、頻繁に行う作業の効率化や操作の簡略化、高速化が可能である。
(2026.6.10更新)