パスキー 【passkey】

概要

パスキー(passkey)とは、Bluetooth機器同士を接続して通信可能にするペアリング操作で必要となる秘密の番号。4桁程度の数字ので、両方の機器に同じ番号を入力することで同じ持ち主であることを確認する。

Bluetoothでは周囲の他の人の機器との混信や不正使用を防ぐため、使用開始時に繋ぎたい機器同士を互いに相手方に登録する「ペアリング」(pairing)という操作が必要になる。ペアリングした機器同士は次回からは起動するだけで接続可能になる。

まず双方の機器でペアリング開始の操作をい、互いの機器の存在を検知する。続いて両機器に同じパスキーを入力し、同じ持ち主がペアリングを実施していることを認識させ、ペアリング完了となる。安全のため、一連の手順を数十秒~数分の制限時間内に終わらせることが求められる。

イヤフォンやマウスなど文字や数字を入力する手段が存在しない機器の場合には、パスキーは不要に設定してあるか、製造時に固定的に設定されたパスキーを親機側に入力する。固定の場合は製品パッケージなどで案内されるか、「0000」など製品の個体によらず単純な共通の番号が設定されていることが多い。

(2022.1.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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