ドングル 【dongle】

概要

ドングル(dongle)とは、コンピュータの外部接続端子に差し込んで特定の機能を提供する小さな装置。現代ではUSBポートに差し込む「USBドングル」が一般的だが、初期にはシリアルポートパラレルポートが用いられた。ポートを占有しないよう数珠つなぎに他の端子を差し込めるポートを持っているものもある。

もとは商用ソフトウェアのパッケージに添付された認証装置のことを指し、ドングルを差し込んだコンピュータでしか動作しないようにすることで不正コピーを防止した。現在ではこの用途のものは「プロテクトドングル」などとも呼ばれる。

また、外部接続端子を別の端子形状や通信仕様のものに変換するコネクタ(USBポートPS/2コネクタの機器を接続するものなど)や、コンピュータで携帯電話網による移動体データ通信を利用できるようにする無線通信装置のことをドングルということもある。

(2018.3.27更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。