永続ライセンス 【permanent license】 永久ライセンス / perpetual license

概要

永続ライセンス(permanent license)とは、ソフトウェア製品の利用許諾契約(ライセンス)のうち、一度の購入手続きで永続的に利用権を取得できるもの。期間契約の「サブスクリプションライセンス」と対比される。

利用者に販売されるソフトウェア製品はもともと、利用期限の設定された体験版などを除いて永続ライセンスで提供されるのが一般的で、購入してコンピュータに導入し、プロダクトコードの入力アクティベーションなどの手続きをえば、期限なく永続的に使い続けることができる。

一方、近年ではソフトウェアをネットサービスのように利用期間ごとに料金を支払う購読型(サブスクリプション型)のライセンス体系で提供する方式が広まっており、契約を更新せず期限切れになると導入済みのソフトウェアも起動しなくなる仕組みとなっている。

アドビシステムズ(Adobe Systems)社のように永続ライセンスによる提供を打ち切り、サブスクリプションでしか製品を提供しない企業もあれば、利用者の事情や意向に合わせて、同じ製品や同等の機能の製品を永続ライセンスで購入するかサブスクリプションライセンスで契約するか選択できるようにしている企業もある。

(2022.3.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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