読み方 : えいぞくライセンス

永続ライセンス【permanent license】永久ライセンス/perpetual license

永続ライセンスとは?

ソフトウェア製品の利用許諾契約ライセンス)のうち、一度の購入手続きによって期限の制限なく利用権を取得できる契約形態。「買い切り型ライセンス」とも呼ばれ、利用期間に応じて料金を支払う「サブスクリプションライセンス」と対比される。利用者は導入時にアクティベーションなどの手続きを済ませれば、追加費用なくそのバージョンを継続して利用できる。
永続ライセンスのイメージ画像

永続ライセンスとは、ソフトウェア製品の利用許諾契約のうち、一度の購入手続きによって永続的に利用権を取得できるものを指す。期間契約のサブスクリプション型と対比される方式であり、従来のパッケージソフトや業務用アプリケーションの多くはこの形態で提供されてきた。

購入したソフトウェアはコンピュータに導入し、プロダクトコードの入力などのアクティベーションライセンス認証)手続きを行うことで、無期限に使い続けることができる。ただし、永続ライセンスで取得できるのは原則として購入時点のバージョンの利用権であり、大規模な機能追加を含む後継バージョンへの移行には、別途アップグレード版の購入や保守契約の締結が必要になる場合がある。

近年では、ソフトウェアをインターネットサービスのように利用期間ごとに料金を支払うサブスクリプション型(購読型)のライセンス体系で提供する方式が広く採用されるようになっている。契約を更新せず期限が切れると、導入済みのソフトウェアであっても起動や機能の利用ができなくなる仕組みである。

サブスクリプションライセンスでは、契約期間中は常に最新版を利用できる(パッケージソフトの場合は追加料金なしで常に最新版にアップグレード可能)条件になっていることが多い。また、サーバへのファイル保存など、クラウドサービスを機能として利用できる製品も多い。初期費用を抑えて導入できる利点もある一方、長期間利用する場合は永続ライセンスより総費用が高くなりやすい。

提供方式については企業ごとに対応が分かれている。米アドビシステムズ(Adobe Systems)のように永続ライセンスでの提供を打ち切り、サブスクリプションのみで製品を提供する企業がある一方、業務システムや設計ソフトウェアなどでは、利用者の運用方針や予算計画に応じて永続ライセンスとサブスクリプションライセンスのいずれかを選択できる製品も存在する。また、基本機能は永続ライセンスとして提供し、クラウドストレージや最新の機能などの付加サービス部分のみを月額課金にするハイブリッド型のプランを採用する事例もみられる。

(2026.6.13更新)

他の辞典等による「永続ライセンス」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。