読み方 : バルクてんそう

バルク転送【bulk transfer】バルク伝送

別名  :バルク送信/バルク通信

概要

バルク転送とは、データ通信において、タイミングや周期を考慮せず、大量のデータを一括して送受信する方式。USBの転送モードを指す場合と、複数の回線を束ねて通信速度を高める手法を指す場合がある。
バルク転送のイメージ画像

一括送信の意味でのバルク転送はデータが届く時刻や間隔に制約のない用途で用いられる。リアルタイム性より転送量と正確さを優先する状況に適しており、伝送路の空き帯域を活用して非同期的にデータを流す。

単に「バルク転送」と言う場合は、USBの転送モードを指すことが多い。これは、他の転送モードより優先度が低く、バスに空き帯域があるときにデータを送るモードである。転送の開始・到着のタイミングは保証されないが、エラーを検出した際には再送が行われるため、データの正確な受け渡しが担保される。

用途としては、プリンタへの印刷データの送信、イメージスキャナからの画像データの受信、USBメモリや外付けストレージとのファイル転送などがある。一定間隔での到着が求められる音声・映像の伝送には「アイソクロナス転送」など別のモードが使われる。

通信分野では、複数の回線を束ねて並列にデータを送受信し、実効的な通信速度を高める手法をバルク転送と呼ぶ場合もある。例えば、ISDNでは64kbpsのBチャネルを2本同時に接続し、128kbpsの1回線として扱う運用が行われていた。この場合、「空いているときにまとめて一気に送る」という意味合いは無く、複数の経路をまとめて一体的に扱う通信方式を表すものである。

(2026.6.30更新)

他の辞典等による「バルク転送」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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