ミニUSB 【Mini-USB】 USB Mini-A / USB Mini-B

概要

ミニUSB（Mini-USB）とは、パソコンや周辺機器、スマートフォンなどの接続に用いるUSBの端子形状の一つで、通常の端子よりも小型のもの。

初期のUSB規格ではパソコンなどで用いる横長のUSB Type-Aと、プリンタなどで用いる正方形に近いUSB Type-Bの2種類の端子形状が定義されていたが、デジタルカメラや携帯電話などではこれらの端子は大きすぎるため、USB 2.0でミニUSB端子が追加された。

パソコンなどホスト側の機器に使われる「USB Mini-A」と、周辺機器側で使われる「USB Mini-B」、周辺機器同士を接続するUSB On-The-Goで用いるAB両対応の「USB Mini-AB」の3種類が規定されている。このうち、Mini-AとMini-ABは後に廃止する方向となり、新たな利用は推奨されていない。

標準が定められる前にも各メーカーが小型のUSB互換端子を使用していたため、古い機器ではミニUSBとは異なる互換性の無い小さなUSB端子が備えられていることがある。USB 3.0ではミニUSBでも大きすぎる機器に対応できるよう、さらに小型の「マイクロUSB」（USB Micro-A/USB Micro-B）が追加された。

(2022.8.1更新)

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この記事の著者 ： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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