ディアクティベーション 【認証解除】 deactivation / ディアクティベート

概要

ディアクティベーション(認証解除)とは、ソフトウェアなどのライセンス認証(プロダクトアクティベーション)を解除し、認証前の状態に戻すこと。同じライセンスを別の端末アクティベーションしたい場合などにわれる。

近年のソフトウェア製品は不正使用防止などのため、利用者による導入(インストール)時にインターネットを通じて開発元のシステムへ接続し、購入時に発行されるシリアル番号ライセンスキー/アクティベーションキー)などを入力する「ライセンス認証」あるいは「プロダクトアクティベーション」と呼ばれる手続きが必要なものが多い。

認証われると端末に番号が紐付けられ、他の端末ではその番号を使ってソフトウェアを有効化することができなくなる。ソフトウェアを複製して別の端末に導入しただけでは使うことができないため、勝手に複製して他者に譲渡あるいは販売する違法コピーを防止することができる。

ディアクティベーションはこの手続きを解除して、番号を認証前の状態に戻す。解除した端末ではもはやそのソフトウェアを起動できなくなるが、同じ端末ソフトを導入済みの別の端末でその番号を使って再アクティベーションすることができる。自宅のデスクトップパソコンと外出先のノートパソコンのように複数の端末を使い分けている場合や、端末を買い替えた場合などに一つの番号を使い回すことができる。

なお、法人ユーザーなどでは開発元のシステムではなく組織内に設置したライセンスサーバから番号の発行と利用者端末への紐付け手続きをう場合もある。その場合は、ソフトウェアの利用を終了しライセンスサーバへ番号を返却する手続きをディアクティベーションという。返却された番号を用いて他の利用者や他の端末がそのソフトウェアを使用可能になる。

(2024.3.20更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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