BYOL 【Bring Your Own License】

概要

BYOL(Bring Your Own License)とは、クラウドサービスなどにおける商用ソフトウェアの提供・利用方式の一つで、ソフトウェア本体をすぐ利用できる状態であらかじめ事業者側が用意しておき、希望する利用者はメーカーからライセンス(利用権)のみを購入してソフトウェアを起動する方式。

ホスティングサービスレンタルサーバ)やクラウドサービスなどで利用者ネットワークを通じて事業者側のコンピュータを借り受けて使用する際、使いたいソフトウェアは利用者自ら入手してコンピュータに送信し、導入(インストール)作業をわなければならないことが多い。

BYOL方式では、多くの利用者が共通して必要とするような著名なソフトウェア製品のプログラム本体などを事業者側が用意しておき、利用者は製品の開発・販売元から利用権のみを購入する。利用者は購入した識別符号(ライセンスキーアクティベーションコードなど)を入力すると、すぐに使用を開始できるようになる。

BYOLという表現はパーティーなどで「飲み物は各自持ち寄り」を意味する “BYOB” (Bring Your Own Booze/Bottle)という慣用的な英語表現をもじったもの。類義語として、企業などの従業員が私物の情報機器を業務利用する “BYOD” (Bring Your Own Device)などがある。

(2020.5.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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