サイトライセンス【site license】

サイトライセンスとは?

企業などの組織が商用ソフトウェアを一括購入し、従業員などに利用させる際に適用される利用許諾契約ライセンス)のこと。もとは特定の施設・拠点内での利用に限定されたライセンスを指したが、現在では同一組織内であれば地理的な制約を設けないものが一般的である。
サイトライセンスのイメージ画像

個人がパッケージ版を購入する通常の販売形態とは異なり、利用者数や端末台数、契約期間などに応じた割引価格や定額制が適用される。規模の大きな契約では、専任のサポート担当者や専用の問い合わせ窓口が設けられることもある。

配布形態も通常版とは異なる場合が多く、構内ネットワークLAN)経由で大量の端末に一括インストールする仕組みや、共通のライセンスキーを用いた認証方式が提供されることがある。ライセンスサーバを用いて組織全体の利用状況を集中管理する方式も採用されている。クラウド型ソフトウェア(SaaS)では、管理者がポータル上でアカウントを一元管理する形態が主流となっており、近年はサブスクリプション方式による契約も普及している。

なお、サイトライセンスは利用者数や端末数の制限がないことを意味するものではない。契約条件によって利用可能な範囲は異なり、特定拠点内に限定するものや組織全体を対象とするもの、利用者数に上限を設けるものなど、様々な形態がある。

メーカーや製品によっては、適用対象の組織の種別によって呼称が異なる場合がある。企業向けを「コーポレートライセンス」(corporate license)、官公庁・自治体向けを「ガバメントライセンス」(government license)、教育機関向けを「アカデミックライセンス」(academic license)や「スクールライセンス」(school license)などと呼び分けており、それぞれ価格体系や利用条件が異なることが多い。

(2026.6.25更新)

他の辞典等による「サイトライセンス」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「サイトライセンス」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平22修1 問78】 ソフトウェアパッケージのライセンス契約形態のうち,サイトライセンスを説明したものはどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。